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日本地震学会 2005年度 秋季大会

札幌  101921

 

 

近地地震波形記録を用いたすべり弱化距離の推定
James Mori

Detailed analysis of the Early Aftershock Activity of the 2004 Mid Niigata Prefecture Earthquake (Mw6.6)
Bogdan EnescuJim Mori・澁谷拓郎・伊藤潔・飯尾能久・宮澤理稔・松島健・植平賢司  

津波シミュレーションによる新潟地震震源断層の推定
守田匡宏・James Mori

日本周辺域における前震発生傾向
日浦 一・Mori James

2004年スマトラ大地震による周期的誘発が示唆する深部低周波微動のメカニズム
宮澤理稔・Jim Mori

Rupture Velocity of the 2002 East China Deep Earthquake (Mw 7.3)
Sun-Cheon ParkJim Mori

1999年台湾集集地震Chelungpu断層における温度異常検出
藤尾良・James Mori・伊藤久男・柳谷俊・加納靖之・中尾節郎・西村和浩・當眞正智

地震波形を用いた1936年と2005年宮城県沖の地震の比較
金森博雄・宮澤理稔・Jim Mori
 
 

 

2005年合同大会 地球惑星科学関連学会

幕張    52226

 

スマトラ沖大地震による深部低周波微動の誘発
Triggering deep low frequency tremors in Japan from the great Sumatra-Andaman earthquake
宮澤 理稔・Mori James

2004 年スマトラ沖大地震から輻射された振幅の非常に大きな表面波によって,四国,紀伊半島,東海地方地下 で深部低周波微動が動的に誘発された.震源距離は約5000km 以上有り,動的トリガリングの明らかな例である. 我々は表面波と観測波形の短周期成分(4-16Hz)の関係を調べた.表面波の到達時に,パルス状の波形が高周波波形 に見出され,これらは深部低周波微動と同定された.この励起は周期的に起きており,表面波の周期と振幅に関連 している.このような明らかな発生のタイミングは,深部低周波微動の発生メカニズムを解明するために重要な情 報である.
 

 

南アフリカ金鉱山内で起きた微小地震の見かけ応力と破壊伝播速度
Apparent stress and rupture speed of small earthquakes in a South African gold mine
山田 卓司・ Mori James・ 井出 哲・川方 裕則・ 飯尾 能久・ 小笠原 宏・ 南アフリカ金鉱山
における半制御地震発生実験国際共同グループ ・住友則彦

微小地震の震源パラメータは、地震のスケーリング則を明らかにし、微小地震と大地震の動的破壊過程の違い を明らかにする上で重要である。しかし、微小地震の高周波成分の観測が困難なため、微小地震の震源パラメータ を精度良く決定することは困難である。この問題を克服するため、本研究では南アフリカ金鉱山内において、至近 距離高サンプリングレートで観測された微小地震の波形データを解析した。 本研究では、M=0.0-1.4 28 地震(震源距離200m 以下)について静的応力降下量の解析を行った。その結果、 静的応力降下量は0.71-29 MPa と見積もられた。この値は大地震の静的応力降下量とほぼ同じである。次に、これ 28 イベントの見かけ応力を計算したところ、0.05-1 MPa と求められた。これらの値もまた、大地震の見かけ応 力とほぼ同じ値である(Figure 1) 地震放射効率は破壊エネルギーと地震波放射エネルギーの和に占める地震波放射エネルギーの割合として定義 される。静的応力降下量も見かけ応力もともに微小地震と大地震で違いが見られなかったことから、微小地震の地 震波放射効率は大地震のそれと同じであることが示唆される。過去の研究から、地震波放射効率は破壊伝播速度の 単調増加函数として表されることが分かっているため、静的応力降下量および見かけ応力の解析結果は、微小地震 と大地震の破壊伝播速度はほぼ同じであることを示唆している。 このことを確かめるため、静的応力降下量および見かけ応力を解析した28 地震のうち、規模の大きい5 地震 M=0.8-1.4)について波形インバージョンを行い、破壊伝播速度を推定した。その結果、5 地震とも破壊伝播速 度がS 波速度の65%以上であり、大地震の破壊伝播速度とほぼ同じ値であることが明らかになった。また、計算さ れた見かけ応力と地震波放射効率から破壊エネルギーを見積もったところ、10^1-10^3 J/m^2 と求められた。これ らの値は岩石実験から求められる破壊エネルギーの値と同じオーダーであり、破壊エネルギーが地震規模に依存することを明確に示している。 本研究より、微小地震の震源パラメータ(静的応力降下量、見かけ応力、破壊伝播速度、および地震波放射効率)は大地震のそれらと同じ値を持つことが明らかになった。この結果は、微小地震の動的破壊過程は、大地震のそれと大差なく、ほぼ同じであることを示している。
 

中大規模地震の初期破壊サイズ
Rupture Initiation Sizes for Moderate to Large Earthquakes
佐藤 和彦・ Mori James

 

静的応力変化による新潟中越地震の余震の一連の誘発
Triggering Sequence by Static Stress Changes of Large Aftershocks of the
Niigata-Chuetsu, Japan Earthquake
宮澤 理稔・ Mori James・ 飯尾 能久・ 澁谷 拓郎・松本 聡・ 片尾 浩・ 大見士朗・ 西上 欽也

 

Detailed Image of Aftershock Activity of the 2004 Niigata Chuetsu Earthquake (M6.8)
Enescu Bogdan Mori James 澁谷 拓郎・ 伊藤 潔・ 飯尾 能久・松島健・ 植平 賢司

   
 

Japanese Abstracts

2004 Abstracts

2003 Abstracts
 

English Abstracts

2005 Abstracts

2004 Abstracts

2003 Abstracts

2002 Abstracts

2001 Abstracts

2000 Abstracts

1999 Abstracts