2011年2月2日更新

2011年新燃岳噴火調査

噴火の様子

1月31日午後 水蒸気の噴出が継続している

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2月1日朝 7時54分頃 爆発的噴火が発生 強い空振を観測



2月1日午後 15時37分頃 爆発的噴火が発生 空振は午前中ほど強くはない


被害の様子

新燃岳南東側で火山灰が厚く堆積している。国道223号線は一部通行止めになっている。写真は 御池小学校にて、積もった火山灰の様子。厚さは10センチほど。


2月1日朝の空振では、大きな衝撃波が発生し、窓ガラスや自動ドア等に被害を発生した。


観測された空振波形

下の図は、防災科学技術研究所・気象庁・全国の大学で記録されている微小地震観測網のデータを、新燃岳からの距離の順に示している。空振は音速(約340m/s)で伝わるので、地面を伝わる地震波よりも遅く観測される。


文責:Mori・山田(防災研究所地震防災研究部門)