B−4 広帯域電場磁場観測装置

この装置はMT法(地磁気地電位法)を用いて地下深部までの電気比抵抗構造を推定するために使用するものです。
電場変化を2成分と地磁気変化3成分の計5成分を同時に観測することができ、観測装置はGPS信号を基にして計測していますので、同機種による多数の観測点で同じサンプリング設定にすれば、時系列解析において、ノイズ低減処理の手法として通常用いられているリモートレファレンス処理を適用することが可能です。
観測可能な周波数帯域は400Hz〜50000秒(いわゆる広帯域と称している帯域)です。また、可聴域(10000Hz〜10秒)での観測(いわゆるAMT観測)が可能な装置も3セット所有しています。具体的な装置の構成は以下の通り。


○広帯域MT(400Hz〜50000秒)観測の電場2成分・磁場3成分の計測が可能な装置は5セット

○広帯域MT(400Hz〜50000秒)観測の電場2成分だけの計測が可能な装置は2セット


※上記のうちAMT(10000Hz〜10秒)観測の電場2成分・磁場3成分の計測が可能な装置は3セット

消耗品である電極等の貸し出しも可能ですが、各自で電極状態チェックを使用前に行ってから使用してください。