我々は、阿蘇カルデラ地域において地殻スケールの構造抽出を目指して2015-2016年の期間にMT法観測、および、2019-2022年の期間にNetwork-MT法観測を実施した。本発表では、これらのデータを用いた3次元比抵抗構造モデルを基にして、阿蘇カルデラ地下のマグマシステム(マグマ流体の移動経路)について考察した結果を報告する。