地磁気観測所では、2007年より三原山北観測点(MIK)にて互いに近接する2センサーを使った全磁力連続観測を行っている。ローカルな磁気異常とその時間変化が大きい伊豆大島の全磁力データから火山性シグナルをより正確に抽出するため、これまでに新しい観測技術とデータ処理方法の開発に取り組んできた。本講演では、主にMIKを対象とした近年の調査研究から得られた成果と、今後の展望をまとめて報告する。