関東平野の武蔵野台地などでは豪雨時に宙水の水位が上昇して水害をもたらすことがある.この予測には水位の直接測定が有効だが,多くの測定孔での連続観測は現実的ではない.数多くある電気設備の接地の抵抗値は,大地の電気伝導度によって変動する.そこで,これを利用した水位推定の理論について報告する.