2011年東北地方太平洋沖地震の約5分後、電離圏擾乱がE領域始まり、8分後には電子が20%も消失する津波電離圏ホールが発生した。この津波電離圏ホールは主としてF領域での現象とみられる。この変動とほぼ同期した変動が地磁気変動にも見られた。この変動向きから電離圏F1領域に電離圏から地心方向に対し反時計回りのペダーセン電流が流れていると解釈できた。