アクロスとは,Accurately Controlled, Routinely Operated Signal Systemのacronymで、1994年東大地震研(東原ら)と名大(熊澤ら)で開発研究が開始された「グリーン関数の精密能動監視観測技術」である。これはレーザ周波数でFrequencyCombという呼び名で開発が行われ、2005年のノーベル物理学賞を得た刷新的な計測手法であった。開発開始から20年の模索的研究を経て、少なくとも弾性波については、全地球(中心核までを含む)の常時能動監視観測を実現する理論的見込みが立ったので、その具体的な推進を開始した。もっと浅部の地震場・火山場などでは、弾性波と電磁拡散波のアクロスの密着連携が決定的重要性を発揮できると確信が持てたので、その具体化を提案する。