東海地震想定域での地震前兆シグナルを検知するため、気象庁等の関係機関は実時間で各種の地殻活動観測を監視している。 本報告では、気象庁の体積ひずみ観測で記録された2009年駿河湾地震M6.5の地震前後のひずみ記録について、状態空間アプローチに基づいて得られた地殻活動の変化について紹介する。