過去の研究では、Dst指数の変動のうちおよそ20-30%が内部起因磁場として取り扱われることが多い。しかし、内部起因磁場が生じる基本原理は電磁誘導なのだから、その割合は一定ではなく、磁場の時間変動率と相関があるという疑問が生じる。そこで、磁気嵐中において、内部起因磁場の割合がどのくらいなのかについて、磁場の時間変動率との関係を念頭に置いて調査した。