地磁気変換関数に基づいて図示されるインダクションベクトルが指す方向と大 きさを、比抵抗構造が三次元的な場合にも物理的解釈が容易になるよう再定義 する。2つの複素数で表される地磁気変換関数を、線形代数的アプローチにより、 ベクトルの方位角、ベクトルの絶対値、位相角、3次元性パラメータの4つの実 パラメータに変換する。地磁気変換関数から得られる再定義されたインダク ションベクトルの、時間領域における磁場ベクトルの挙動の平面上への投影と しての解釈を試みる。